農薬

農薬業界では通常、大型のグラスライニング反応器が多く使用されています。ここでは、グラスライニング反応器の性能と設置について説明します。

国内のハイエンド殺虫剤の大口顧客向けの 30000L ハーフパイプ コイル状グラス ライニング反応器

I:グラスライニング設備の性能

グラスライニング製品は、金属体の表面にシリコン含有率の高いエナメルをコーティングし、高温（約900℃）で数回焼成することにより、エナメルとスチール製の基体との高い接着強度を実現しています。そのため、ガラスのような化学的安定性と金属のような高い強度の両方の利点を備えています。

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耐食安定性：無機酸、有機酸、濃度の異なる有機溶剤、弱塩基に対して非常に高い耐食性を示しますが、180℃以上の温度でアルカリ、フッ化水素酸、フッ化物含有媒体、濃度が30％を超えるリン酸には適用できません。

耐衝撃性：耐衝撃性は220×10以上^-3J; 運転中はグラスライニングに硬いものをぶつけないでください。

絶縁性能: エナメル表面は 20KV で厳密にテストされています。

耐熱衝撃性：急冷110℃、急加熱120℃。

II:グラスライニング設備の設置

1)輸送

梱包されていないグラス ライニング機器を輸送する場合にのみ、タンク ラグに力を加えることが許可されています。カプラー、クランプ、およびその他の摩耗部品に応力がかかっていないことを確認してください。機器を転がしたり、バールで移動したりしないでください。衝突。

2)巻き上げ

グラスライニング機器を吊り上げる際は、吊り金具、タンクラグなど所定の位置にワイヤーロープを引っ掛けてください。装置が物体と衝突しないことを確認してください。

3)組立前の確認

組み立てる前に、チェッカーは清潔なソフトスローシューズを履いてタンクに入り、グラスライニングが無傷であるかどうかをチェックする必要があります.

4)フランジ取付

フランジボルトを対角線に沿って均等な力で徐々に締めます。ガラスライニングが不均一な力で損傷するのを防ぐため、ボルトを一度に締めないでください。

5)クランプの取り付け

クランプを取り付ける前に、クランプが無傷で、数量が要件を満たしているかどうかを確認してください。取り付け中は、安全な動作と信頼性の高いシーリングを確保するために、クランプ間の距離が等しく、締め付け度が適切であることを確認してください。

6)アジテーターの取り付け

a、まず、タンクの底にソフトマットを敷いたタンクにアジテーターを入れ、タンクの蓋を所定の位置まで持ち上げ、アジテーターシャフトにシールを取り付けます。減速機の出力軸をチェックナットとチェックボルトで固定します。

b、アジテーターシャフトとシールの同心度と垂直度を技術仕様に従って調整します。次に、アジテーターシャフトをゆっくりと回転させます。シャフトが異常なくスムーズに回転する場合にのみ、モーターボタンを開くことができます。

7)ガスケットの選定

ガスケットは、媒体の種類、濃度、温度に応じて選択する必要があります。その特性と適用方法は、プロセス要件を満たす必要があります。現在、当社では次のガスケットから選択できます。

①PTFE巻きアスベストガスケット

②波形のステンレス鋼を使用した PTFE ラップ アブストス ガスケット

③波形ステンレス鋼を使用したPTFEラップノンアスベストガスケット

④PTFEラップゴムパッキン

8)溶接

a、グラスライニングタンクの外面溶接は禁止です。

b、溶接ノズル、ラグ、サポートは、電気溶接を使用し、冷却対策を講じてください。ガス溶接は使用しないでください。

c、ガラスライニングの近くで溶接する場合は、溶接スラグの飛散によるガラスライニングの損傷を防ぐために、グラスライニングとノズルをカバーしてください。

III:グラスライニング機器の操作

グラスライニング機器の使用中は、次のことに注意してください。

1) グラスライニング容器に金属や硬い物体が落下してグラスライニングを損傷しないようにしてください。

2) 急激な温度変化により内部応力が発生し、グラスライニングタンクの寿命に影響を与えるため、高温の材料を低温のタンクに、低温の材料を高温のタンクに供給することは避けてください。

3)ジャケット付グラスライニング装置を運転する場合、加圧・加熱はゆっくり行うようにしてください。通常、タンク内にゲージ圧0.1MPaの蒸気を注入し、この圧力を15分間保持します。その後、徐々に圧力を上げていきます。 10分間に0.1MPaの速度で加圧するのが適当です。加熱、冷却とも許容温度範囲内で行ってください。熱衝撃は120℃、冷衝撃は110℃が許容範囲です。上記温度範囲外で使用される場合は、お客様にてご指定いただき、設計・製作いたします。お客様の要求を満たす装置を製造します。

4) 排出中、排出バルブまたはパイプが詰まっている場合は、非金属のツールを使用してバルブまたはパイプを軽く突いてください。ノックしないでください。

5)使用中、酸がジャケットに入るのを防ぎます。これは、タンク本体の水素と金属ベースの反応によって引き起こされるグラスライニングの爆発を避けるためです。

6) タンク内部のクリーニングにハードウェアを使用しないでください。タンクの内面に付着した材料は、適時に徹底的にクリーニングする必要があります。

IV: グラスライニング機器の保存

グラスライニング機器は倉庫に保管してください。屋外に設置する場合は、雨対策が必要です。寒冷地では、グラスライニングを避けるために、冬の前にタンク、ジャケット、チューブ内の水をきれいにする必要があります。凍結および膨張による損傷。保管中は、ガラス張りの機器に硬い物体がこすれたり、衝撃を与えたり、衝突したりしないようにしてください。